同じネタでいつまでブログを書き続けて良いものか悩む部分はありますが、「随筆のようなブログは気がつけば同じようなことを何度も書いてるはず!」と信じて「何回でも同じことを書こう」を信念に今回も書いてみようと思います。
さて本題ですが、2022年5月に「ADHDの可能性が高い」と診断を受け、「ADHD、大阪に行く」や「ADHDと共に過ごしている」でも触れましたが、僕はATMや券売機の操作が苦手です。
苦手というか、それらには可能な限り触りたくありません。
周囲の方々には「PCの組み立てができるんだから、ATMなんてボタンがちょっとしかないし簡単でしょ」と言われ続けましたが、キーボードに比べてはるかにボタンが少ないATMがものすごく苦手です。
Windowsを使い続けて20年
これまでに僕が利用したことがある「Windows」は、古い順に、Windows95、Windows98、Windows98 SE、Windows2000、Windows XP、Windows Vista、Windows7、Windows8、Windows8.1、Windows10です。
また、2005年頃から2015年頃まではPCは既製品ではなく部品を買い揃えて組み立てる(自作PC)ようになり、大阪で暮らしていた頃は日本橋の電気街で部品を買い揃えていました。
山口県に引っ越し後は自作PCは諦める覚悟をしていたものの、自宅から車で30分ほどのところに「パソコン工房 宇部店」へ足繁く通っていました。なお、「パソコン工房 宇部店」は2024年3月に惜しまれつつも閉店したようです。
最初からPCの組み立てが得意だったわけではありません。2004年に入社したデザイン事務所では自作PCを利用しているスタッフが複数人おり、故障や業務でのスペックの調整で一部の部品を交換する様子を眺めていました。
そのため、僕もPCの不具合によって制作業務を止めないという意味で必要性に駆られて、見様見真似で作業をするようになり、なんとなくPCの各パーツを理解できるようになっただけです。
ただ、個人事業主になってからは、制作作業中に突然ブルースクリーンが表示されても、エラー表示やBIOS画面の内容を見ながら、状況を把握して、すぐさま、パソコン工房に駆け込み、壊れたと思われる部品を買い込み、すぐに復旧できる程度には役に立っていました。
なんとなくMacに乗り換えた
2015年に、1995年から20年間使い続けてきたWindowsに別れを告げて、Macに乗り換えましたが、特に深い理由があったわけではありません。
漫画にしてもゲームにしても買ってから開封までに半年以上、放置する癖があった僕にとって、自作PCも全く同じで部品の購入後、組み立てるまでに数ヶ月を要することがありました。
途中からはパソコン工房さんにお支払いすれば、部品の購入後、PCを組み立ててくれると知り、お願いしていましたが、自宅に持ち帰ったあとに、PCの電源を入れるまでに数ヶ月放置することもしばしばでした。
2015年頃にそろそろPCの買い替えを検討する時期になり、あれこれと模索していた頃にMicrosoftが「Windows10は最後のOS」というようなことを言い出しました。
また長年、OSが気軽に乗り換えられない最大の理由としてOSごとのソフトウェア(アプリ)の買い直しという問題が根底にありました。
しかし、2005年に提供が開始されたMORISAWA PASSPORT、2012年に提供が開始されたAdobe Creative Cloudなど、仕事で利用する製品の多くが従来の買い切り型から、サブスクリプション型(月額課金)に移行していました。
WindowsからMacに乗り換えても制作作業に大きな影響の有無は散々調べましたが、きっと当時はそこまで深い考えではなく、ADHDの衝動性でMacに乗り換えただけだと考えています。
PCに苦手意識が低い理由
ここでやっと本題に戻りますが、独学とはいえ僕は1995年から30年近くPCに触れ続け、また、見様見真似ですが、自作PCには10年分の経験の蓄積があります。そのため、PCに対する苦手意識が低いだけです。
しかし、各金融機関のATM、各私鉄やJRの券売機はどことなく似ているといっても、ボタンの数や位置はそれぞれ異なっています。
各社が全世帯に練習用のATMや券売機を貸し出してくれれば、自宅で散々練習をした上で本番に臨めますが、ほとんどの場合、初めて見る端末を誰からも説明を受けず、マニュアルもない中でいきなりミスをしないように操作しなければいけません。
しかも、僕が時間をかけて、1つずつボタンの位置や内容を把握しながら作業をしている間にも、僕の後ろにはどんどん人が並ぶのです。
後ろに人が並ぶプレッシャー
ATMや券売機で僕が操作中に人が後ろに並ぶと、その瞬間に焦りや不安が頭をもたげてきます。
それが苦手で可能な限り、ATMは避けて生きてきましたが、どうにかこうにか出金の操作方法だけ覚えて、人が後ろに並ぶ可能性が少ない閉店間際に出金に行くことでなんとか生きながらえていました。
それでも、人が多い時間帯に行くことは避けられず、その都度、窓口で手数料を行員さんに丸投げすることで乗り切っていました。
しかし、ある頃から、窓口でお願いしようとすると、行員さんから「お客様がATMで操作をすれば手数料は発生しませんので。操作方法はお教えしますので」とATMに促されるようになり、どんなに僕が手数料を払うといっても取り付くしまもありませんでした。
窓口業務の縮小や属人化の解消という点で、窓口は視覚障害者や体の不自由な方への対応を優先したのかもしれませんが、聴覚障害者や発達障害、ADHDなど、「見た目では分かりにくい困難」を抱える方々の「手数料を払うので助けてほしい」という切実な訴えは届きにくくなるのではないかと感じています。
そんなこんなで、「ATMはPCより簡単だから」と言って何度か普通預金への入金を頼んできた妻も、その都度、僕が定期預金に入金してしまう経験を経たことで、「こいつにはATMを触らせてはいけない」と判断しているようです。
券売機が高性能化しすぎた
一般的なお金を入れて降りる駅までの乗車券を買う券売機の操作は、自動販売機とほとんど変わらないため、苦痛を感じていません。
しかし、窓口業務の閉鎖や縮小に伴い、券売機が高性能化して、新幹線乗車券やICOCAまで買えるようになってしまいました。しかも最近ではオペレーターが遠隔で操作を支援するタイプもあるようです。
そんなことを後ろに人が並んだ状態でやらなきゃいけないとかとんでもない時代になりました。由々しき事態です。
ワクワクしながら新幹線に乗りたい
コロナ禍以降は仕事の打ち合わせで関西に行くこともめっきり減り、オンラインミーティングを利用すれば新幹線に乗らない人生も実現できそうです。
ただ、「在宅の個人事業主は外出に気合がいる」でも触れましたが、コロナ禍という未曾有の事態を経て、常に連絡が取り合えるインターネットも良いけど、彼岸で会うよりも、此岸で会える時に会っておこうと考える気持ちも強くなりつつあります。
そのためには、気軽に新幹線に乗れる環境づくりが大切だと考えて、ついに重い腰を上げて、スマートEXの利用を始めました。調べたり、設定したりはなにかと大変でしたが、いざ使い始めるとADHDが悩むあれこれが色々と解決しました。
「こんなことならもっと早く使っておけばよかった」と強く感じるなんともいえないADHD仕草を実感しながら、関西での打ち合わせを思案しているところです。
なお、スマートEXを使い始めるための準備から使ってみた様子は「ADHD、大阪に行く」に詳しく書いていますので、ご一読いただけると幸いです。
セルフレジからは逃げられない
僕が20代の頃から、勤めていたデザイン事務所がWebデザイナーの求人募集をすると、2名の採用枠に20倍以上の応募がありました。
それが今では、長年の知り合いの同業者の話では、求人募集をすると10数年前に比べると応募数は減り、応募があっても求めている技術に合わないとのことで、採用まで進むことが減ったと聞きます。
どの業界も少子高齢化の流れに抗うことはできないことを考えると、「セルフレジは嫌だ!使いたくない!」と逃げ続けることはもはや不可能だと感じています。
むしろ、少子高齢化の中で、これまでに近い品質のサービスを享受し続けるのであれば、特定の部分の自動化や機械化、利用者が対応するというのは致し方ないと感じています。
それはさておき、そこまで理解していても、店舗ごとにセルフレジの見た目や操作方法が微妙に異なるという、ADHDには越えるのが難しい壁があります。
見た目が変わると操作ができない
セルフレジはどの機種も基本的に、
1.画面の表示に従いボタンを押す
2.商品のバーコードをスキャンする
3.希望の支払い方法で決済する
という流れは変わりませんが、ディスプレイに表示される内容やレイアウトが変わると、ADHDは一瞬にしてパニックに陥ります。
僕がよく買い物に行く店舗のセルフレジはなんとか操作することができます。
妻との買い物の際に、妻の操作を隣で見ながら何度も操作方法を確認し、脳内シミュレーションを繰り返し、買い物客が少なそうな曜日や時間帯を狙い、何度か挑戦することで克服しました。
そのため、セルフレジが変わると操作ができなくなるため、僕は操作ができるセルフレジのある店舗にしかいけません。ありがたいことによく行く食料品店のセルフレジは全店共通のようで、福岡県北九州市の店舗も山口県下松市の店舗も同じセルフレジでした。
きっと、どの店でも店員さんに聞けば丁寧に教えてくれると思います。でも僕は「ここを押して、次にここを押します」と矢継ぎ早に説明されるとパニック気味になる傾向があります。
そのため、僕が使えるセルフレジがある店舗にしか行けません。コンビニエンスストアだと、セブンイレブンにしか行けません。
本音を言えば、各家庭に1台、練習用のセルフレジを配布してほしいぐらいの気持ちですが、そういうわけにもいかないので自分なりに慣れるしかありません。
そして、きっといつの日か、OSのアップデートやシステムの変更などでセルフレジが入れ替えられる日が来るはずです。そうなったら僕はまたセルフレジの操作を覚え直さなくてはいけません。
最後に
世の中はどんどん便利になっています。以前なら役所に行かないとできなかった手続きがコンビニエンスストアのマルチコピー機で対応できるようになりました。
システムの効率化や端末の高機能化によって、スタッフの属人化が解消され、今までは5人必要だった店舗運営が、最低2人いれば運営可能になっているのかもしれません。
しかし、そうなると、少ない人数で業務を行うスタッフさんは常に忙しそうに動き回ることになり、マルチコピー機の操作方法を聞きたくてもなかなか声がかけづらくなります。
そんな理由で、僕はマルチコピー機だけではなく、各コンビニエンスストアに設置されている自分で操作するタイプのコーヒーマシンに触ることができず、ペットボトル以外のコーヒーを購入したことがありません。
なお、最近ではファミリーレストランのドリンクバーのコーヒーマシンも操作できないため、僕がドリンクバーを利用するときはもっぱらウーロン茶ばかりです。また、コーヒーを頼むとドリンクバーでの対応になっている店舗が多く、僕はファミリーレストランでコーヒーを頼むことができなくなりました。
僕にとってマニュアルを読んだことも、練習をしたこともない初見の端末の操作方法を瞬間的に理解するという状況は、思っている以上に負荷が伴うため避ける傾向にあります。
僕は少し高くても対価を支払うことでスタッフさんに「やってもらう」ことを好みますが、世の中は「少しでも安くなるなら自分でする」という流れに向かっているように感じており、何ともいえない不安を感じています。










