僕は外出先での食事の際は、様々なメニューの中からカレー(カレーライス)を選ぶ傾向があります。そして、カレーの中でも縁起が良い感じがするためか、無意識に縁担ぎをしているのか、カツカレーを選ぶ傾向があります。

カレーへの絶対的な信頼感

まず、カレー専門店を除き、飲食店でのカレーは「味で失敗する可能性が低い」との自分なりのリスク回避の気持ちがあります。カレーは味がある程度想像でき、よほどのことがない限り、不味いカレーに遭遇することはありません。

過去にすごくおしゃれな隠れ家的なカフェに行った際に、リスク回避のためにカレーを頼んだところ、トロピカルフルーツを使用したカレーだったため、自分の想像の範囲外にある味で衝撃を受けた経験があります。

ただ「自分で頼んだものは残さずに食べる」を信念にしているため完食しました。

また、食へのこだわりが低いのか、舌が貧弱なのか、飲食店のカレーが、店舗こだわりの手作りだろうと、業務用カレールーだろうと全く気になりません。それよりも、食べたいものをあれこれと悩んで、食べたいものをなかなか決められず時間を浪費するよりも「悩むならカレー」と決めています。

そして、毎食が同じ食事でも特に気にならないため、家族で旅行中でも昼食にカレーを食べ、夕食にもカレーを食べていることがよくあります。その都度、妻が「お昼にカレーを食べてたよ」と教えてくれるのでギリギリのところで回避しています。

これはADHDの特性なのか?

僕は2022年5月に「ADHDの可能性が高い」との診断を受けました。ADHD(注意欠陥多動性障害)とは、注意力の維持が困難であったり、衝動的な行動を取る傾向がある先天的な特性です。特徴として「こだわり」「執着」「偏食」などがあるようです。

僕は毎食が同じ食事であっても抵抗はありませんが、この特徴はもしかすると自分自身の中にあるADHDの特性が要因になっているのかもしれません。

確かに、会社員時代の昼食は、近隣の飲食店で1番安いとの理由もありましたが、数年間、毎日同じうどん屋さんで同じメニューを食べていました。同じメニューを食べ続けていたのは、昼食休憩の1時間を少しでも有効に使うために、メニュー選びに時間を使わないためでもありました。

当時は「うどんが大好きだから」程度に考えていましたが、今思うと、これらの行動もADHDに起因しているような気がします。ちなみにうどんは今でも大好きです。

ただ、同じものを食べ続けても苦痛がないかというと、そういうわけではありません。

過去に仕事をしていた会社の近くに全国に店舗がある飲食店がありました。その飲食店で数週間連続で「豚生姜焼き定食」を食べ続けたところ、ある日突然、食べられなくなりました。何をどうしても、豚肉を飲み込めなくなってしまいました。

結果として、今でもその飲食店で食事をすると豚生姜焼き定食のことを思い出してしまうため、その飲食店では食事ができなくなってしまいましたが、生姜焼きは今でも大好きです。

最後に

普段から「どこでもカレーを食べている気がする」と漠然と感じていた自分の行動を改めて見直してみると、そこらかしこにADHDの特性が見え隠れしているような気がしてきました。

このことから、僕のカレーへのこだわりは、ADHDと共にある生活の一部であるように感じます。ありのままの自分を受け入れて、ADHDと共に生きていくことを改めて決意しました。

アバター画像
3050grafix

2004年よりWebサイト制作に携わり、2010年から山口県山口市にて、Webサイトの制作、更新を専門とする個人事業主として制作業務を行なっております。

こんな記事も読んで欲しい