2021年10月に「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド(以下、ブレワイ)」を始めました。
僕は移動から戦闘に画面が遷移して、かつターン制バトルは好きなのですが、ゼルダの伝説やマインクラフトのような移動から戦闘がシームレスに移行するタイプのゲームはあまり得意ではありません。
そのため、ブレワイを始めても、モリブリンを見かけては逃げ、イワロックを見かけては逃げ、ヒノックスを見かけては遠回りをして、ライネルを見かけては、しゃがみながらより遠回りをしていました。
超安全なプレイスタイル
マップを開放するための塔探しの旅でも「あそこに行きたいけど魔物の拠点が見えるから帰ろう」と諦めたり、夜になるとスカル系の魔物が登場するのでゲーム内で21時になると、すぐにハテノ村の自宅に戻って寝るなど、超安全なプレイスタイルでした。
これは、マインクラフトでも同じで、夕陽になり空が暗くなり始めると大急ぎで拠点に戻り、「夜になるまで眠れません」と表示されていてもお構い無しにベッドを連打していました。
結果として、リンクの移動は安全が確認できている範囲に限られ、カカリコ村、リト村、ハテノ村周辺をウロウロしているような感じでした。
2021年に遊んでいた頃も、「風の神獣 ヴァ・メドー」は解放したのですが、次にゾーラの里に向かい「水の神獣ヴァ・ルッタ」を解放しようとしたものの、ライネルの近くで電気の矢を集める必要があると言われ「どうしようか…」と感じていました。
ウオトリー村で電気の矢を20本購入して、集めたことにしてもよかったのですが、ブレワイは魔物を倒してもお金や経験値が入手できず、ルピー集めが大変だったこともあり「電気の矢は可能な限り自力で集めたい…でもライネルが怖い…」と思ったまま、ブレワイを放置して数年が経過していました。
アイテムを使うことを避けがち
僕はドラゴンクエストのようなRPGゲームやマインクラフトのようなサンドボックスゲームが好きなのですが、アイテムが使えません…と言っても何のことだか、よく分からないと思うのですが、比較的入手が容易なアイテム以外は使えない傾向にありました。
ドラゴンクエストの場合、序盤では「やくそう(薬草)」や「どくけしそう(毒消し草)」を購入しますが、体力が回復するホイミや、毒状態を回復するキアリーなどの魔法を覚えると、積極的に魔法を使うようになり、「いつか使うかも」とアイテムを所有数の限界まで溜め込む癖があります。
この傾向は他のゲームでも同じでブレワイでは、長旅のためと可能な限り大妖精の泉を解放し、防具は強化していましたが、武器は比較的見つけやすい兵士の剣や錆びた剣、魔物から入手可能なトゲボコこん棒や強化リザルブーメランを使っていましたが、攻撃力や耐久値がそこまで高くないため、少しでも強い魔物が登場すると対応できなくなるという問題がありました。
マインクラフトの世界では、ダイヤモンドの武器は攻撃力が高く、防具は防御力が高いのですが、その素材となるダイヤモンドは比較的入手が困難なレアアイテムのため、ダイヤモンドを入手してもチェストで大切に保管して、入手が容易な革系防具と石の剣ばかり使っていました。
今でこそ、村人との交易でダイヤモンドの道具や武器、防具が入手できるようになり、入手までの負担が大幅に減ったので利用していますが、基本的にどのゲームでも入手が容易、修繕や修復が再生可能なアイテムを好んで使用する傾向にありました。
ゲームが快適にならない
その結果、武器や防具の補助によるゲームの難易度の低下が期待できず、ブレワイでもマインクラフトでも、遠出ができない、魔物の拠点に挑戦できないなどの問題がありました。マインクラフトであれば拠点で小麦を育成し、牛を育てて過ごしていてもそれなりに楽しめますが、ブレワイは厄災ガノンの討伐が目的で、マインクラフトのような牧歌的なプレイでは面白くないため、飽きてしまったと感じています。
これは、僕のADHDの特性により整理整頓ができないことや「もったいない」と感じてしまう心理、また過去に「素材があと1つあればパワーアップできるのに…」と幾度となく経験したことが合わさった結果、「ついアイテムを溜め込んでしまう」という行動につながっているような気がしています。
ついにブレワイを再開した

魔物やガーディアンへの恐怖から初プレイから放置されたまま4年近く経過していましたが、2025年3月にブレワイで遊び始めたのは、2023年5月に購入した「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム(以下、ティアキン)」がきっかけでした。
長男はブレワイやティアキンのようなゲームが得意なようで、何度も厄災ガノンを討伐して、武器や防具を集め、全ての祠を解放し、マスターバイクでハイリアの大地を駆け回っています。
僕は魔物が遠くから見えている分には問題ないのですが、突然、魔物が出現すると瞬時に対応できないため、地中から出てくるスカル系の魔物や、上から落ちてくるチュチュ、気が付くと後ろを飛んでいるキースなどとは、ドタバタしながら戦っています。また、魔物の鳴き声や叫び声もあまり好きではありません。
それは次男も同じのようで、次男もブレワイやティアキンで遊んでみたいものの、マルチプレイが可能なら遊べたと思いますが、怖くて1人で遊ぶことができず諦めていたようです。
ただ、春休みに次男が長男にハイリアの世界を安全に旅できるようにハートやガンバリ、防具を最大まで強化、全ての神殿の解放、鳥望台を起動して欲しいと、ものすごく都合の良い相談をしたところ、快諾してもらったようで、リビングで長男のリンクの旅を隣に座って眺める次男の様子を見続けた結果、僕のブレワイへの思いが再燃し、2025年3月末から再び遊び始めました。
武器を消耗品と考えるようになった
僕は「火炎の大剣」や「王家の両手剣」を使うことなく、手持ちに入れて大切に保管をしていました。それらがポーチを圧迫する要因になっていましたが、「もったいない」を優先して、なかなか使うことができませんでした。そんなときに長男からAmiiboを使えば1日1回アイテムが手に入ると教えてもらいました。
我が家には20個程度のAmiiboがありますが、そのうちの半分はゼルダの伝説関連のAmiiboだったこともあり、極稀にですが「王家の剣」や「王家の両手剣」が手に入ることがありました。これにより、強い武器がなくなることへの不安が減少したのか、今までより積極的に使うようになりました。
その結果、イワロックや黒ヒノックスに挑んでも比較的楽に勝つことができるようになりました。それが成功体験となり、自宅やポーチに溜め込んでいた「無心の大剣」や「氷雪の大剣」を使い始めたことで、ハイリアの世界の探索を楽しめるようになったと感じています。
再開したばかりの頃に比べてラッシュの成功率は上がりましたが、向かってくる魔物が怖くて少し早めに回避してしまうため、なかなかラッシュにつながりません。そのため、ダメージを受けて料理を10個以上消費することがありますが、どうにかこうにか青髪ライネルを倒せるようになりました。
この経験は他のゲームでも活かされて、今後はアイテムを積極的に使うようになるかもしれませんが…

これからも溜め込み続ける気がする
長男が「ポケットモンスター バイオレット」で遊んでいる際に「これは使わない気がする」と大量に持っていた「コレクレーのコイン」を金策で売った後に、あるポケモンの進化で必要になると分かり落ち込んでいました。しかし、僕は相変わらず金策でアイテムを売ることはなかったため、無事に進化できました。
誰から見ても非効率に見えるアイテムの溜め込みは、僕にとって、いざという時の備えとしての安心感を与える行動にもつながっており、今後も続けていくだろうと感じています。