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僕はローランド・エメリッヒ監督が製作する映画が好きで、これまでに

  • MOON44
  • ユニバーサル・ソルジャー
  • スターゲイト
  • インデペンデンス・デイ
  • GODZILLA
  • デイ・アフター・トゥモロー
  • 2012
  • ホワイトハウス・ダウン

を鑑賞済みです。

ここでふと「あれ?紀元前1万年やムーンフォールはどうした?ミッドウェイもあるぞ」と感じる方がいるかもしれません。

冒頭で書いたように、僕はローランド・エメリッヒ監督の大味で勢いだけの映画が大好きですが、それでも、「紀元前1万年」「ムーンフォール」に関しては、「設定がさすがにめちゃくちゃ過ぎるだろ?」と感じて、まだ観ていません。

と言いたいところですが、このブログを書いている最中に月の引力に引っ張られるかのように「ムーンフォール」を鑑賞しました。その感想はまた別の機会に。

とはいえ、「インデペンデンス・デイ」は映画館での鑑賞後にDVDを購入して何十回と観ましたし、「スターゲイト」は好きすぎてドラマ「スターゲイト SG-1」も観ていました。

「スターゲイト SG-1」を観始めた際は気が付いていなかったのですが、ジャック・オニールを演じていたリチャード・ディーン・アンダーソンが、僕が学生時代に深夜放送で楽しみにしていた「冒険野郎マクガイバー」の主人公アンガス・マクガイバーと知ったときは勝手に不思議な縁を感じていました。

そして、「インデペンデンス・デイ:リサージェンス」に関しては製作されるとWebメディアで見た頃から定期的に予告編もしっかり追いかけてきました。それなのに未鑑賞でした。

公開時、公開後でも、DVDが発売されて以降でも、検索サイトで「インデペンデンス・デイ:リサージェンス」と入力すると「ひどい」「大コケ」「評価」というサジェスト(提案)が見え隠れする作品に2時間も使うのはちょっと…という気持ちがあったのかもしれません。

そんな僕が、先日、ついに「インデペンデンス・デイ:リサージェンス」を鑑賞しました。

「インデペンデンス・デイ」が公開されて30年、「インデペンデンス・デイ:リサージェンス」が公開されて10年というこのタイミングでついに鑑賞しました。

しかも、前作の「インデペンデンス・デイ」から連続しての鑑賞だったので、4時間以上の長旅でした。

「インデペンデンス・デイ」は勢いだけのSF映画だったけど…

十数年ぶりに観返した「インデペンデンス・デイ」は、勢いだけのSF映画という印象でしたが、それでも様々な要素や矛盾を勢いで押し切れる程度に145分で綺麗にまとめた映画という感想は変わりませんでした。

まず、冒頭に物語の主要になる複数の登場人物の背景が手短に紹介されていることで、登場人物の関係性や役割が理解できます。また、各場面は「7月2日」「7月3日」「7月4日」と区切りがあることで、視界や脳のインターバルのように機能して、その日に起きた出来事と場面ごとの主人公が誰かということが理解しやすかったように感じました。

映画を盛り上げる要素として効果的に機能したのは、大量のF/A-18艦上戦闘攻撃機が総攻撃を仕掛けるシーンだと感じています。エイリアンの攻撃後も潜水艦の一部は無傷だろうから潜水艦からトマホークミサイルを発射すれば良いのでは、などと無粋なことは考えてはいけません。

B-2ステルス戦略爆撃機から発射された核ミサイルですら無傷だったエイリアンの宇宙船に対して人類の兵器の効果があるのか、宇宙船のシールドは本当に解除できるのかなどは、映画の結果を知っていても手に汗握るものがありました。

「インデペンデンス・デイ:リサージェンス」も勢いだけのSF映画だったけど…

一方で、「インデペンデンス・デイ:リサージェンス」はどうだったかというと、前作の1996年から20年後の2016年が舞台になっていますが、エイリアンの技術をリバース・エンジニアリング(逆解析)することで急速に発展しています。

人類の防衛の要になる戦闘攻撃機は反重力的な離着陸ができるようになり、ヘリコプターはプロペラ以外の動力源で飛行していました。それ以外では、月に防衛基地があり、土星付近にも防衛基地があるようです。

なお、エイリアンとの決戦で前線基地になると期待した月面基地は映画冒頭であっさり破壊され、土星付近にあるらしい人類の防衛基地も交信が途絶えたという会話のみで、映像として登場するわけではありませんでした。

ただ、戦闘攻撃機のデザインというか意匠が、どことなくアメリカ軍のF-22ステルス制空戦闘機やロシア軍のSu-57戦闘攻撃機に似ている感じがして、僕にはいまいちしっくりきませんでした。

別に映画に登場する架空の兵器が現実の兵器に似ていることに不満があるわけではありません。「アバター」に登場する「SA-2 サムソン」は「UH-60 ブラックホーク」を参考にしたと言われています。

前作で活躍したF/A-18艦上戦闘攻撃機のゴツゴツ感というか、そういうものが一切なくステルス機のように綺麗すぎる見た目と電気自動車のモーター音のような音を響かせて飛行している様子にワクワクが追いつかなかったのかもしれません。

そして、鑑賞中に特に残念に感じたのは、エイリアンの何でもありの超技術で目覚ましい復興を遂げたはずの人類なのに、映画内に登場したギミックの大半は戦闘攻撃機や武器、防衛システムに限られているということでした。

エイリアンの宇宙船によって吸い上げられる旅客機や大型客船は現代の形状とさほど変化がなく、車は空を飛ばずにタイヤで走っていました。

備えていると言っていたのに…

今後のエイリアンの侵略に備えて地球宇宙防衛を組織して地球防衛システムを構築していたようですが、防衛システムは稼働や攻撃までに時間を要したり、連射ができなかったりとほとんどが攻撃前に破壊されていた印象でした。

映画冒頭であっさり破壊された月面基地もシールドを展開する様子はありませんでした。

「20年かけてしっかり準備をしていた」という設定なら、ここらへんもちゃんとして欲しかったです。

言語学者にはもう少し頑張って欲しかった

とはいえ、シールドを展開したり、車を空に浮かせたり、近未来的な街並みを描くには、製作費用の増加につながるため適当にごまかすのは致し方ない部分があるかもしれません。

だからこそ、言語学の部分はもう少し丁寧に描いてほしかったと感じました。

作中でフランス人の精神科医のキャサリン・マルソーが、アフリカの武装集団のディケンベ・ウンブトゥに対して、エイリアンの言葉が理解できることに驚くシーンがあります。

どんなに映画の内容に矛盾があっても「監督がそう描くならそういうものなんだろう」と考える僕でも、「あんたら!20年もあったのに!世界中の言語学者が協力してエイリアンの言語を解析してなかったんかい!」と野暮なツッコミを入れていました。

「スターゲイト」では、ジェームズ・スペイダーが演じていたダニエル・ジャクソン博士がエジプト考古学の知識で現地民とコミュニケーションを図ろうとしていたシーンが印象的だっただけに…そこはさすがにね…

良い意味でも悪い意味でも同窓会映画だった

続編では様々な都合で演じる俳優が変わったりすることがありますが、「インデペンデンス・デイ:リサージェンス」では「インデペンデンス・デイ」に出演した多くの俳優が出演しています。

前作の主役だったトーマス・ホイットモア大統領役のビル・プルマン、デイヴィッド・レヴィンソン役のジェフ・ゴールドブラムだけでも満足なのに、デイヴィッド・レヴィンソンの父親役だったジャド・ハーシュ、そして、ほんの数秒の出演でしたが、前作で大統領の隣で指揮を執っていたウィリアム・グレイ将軍役のロバート・ロッジアまで登場していました。

しかも、前作から20年が経過しているはずなのにブレント・スパイナーが演じるブラキッシュ・オークン博士の見た目の変化のなさには驚きました。さすが、僕らのデータ少佐という感じです。

ただ、スティーブン・ヒラー大尉を演じたウィル・スミスは出演していません。

この20年でウィル・スミスの出演料が高騰したことや、撮影当時、「スーサイド・スクワッド」の撮影によって参加できなかったなどの理由があるようですが、ウィル・スミスが出演していれば、映画の方向性は違うものになっていたかもしれません。

続編はやっぱり観たかった

「インデペンデンス・デイ:リサージェンス」では宇宙船の規模や防衛力は向上していたものの、エイリアンの技術力が20年前とさほど変化がなかったことと、エイリアンがアリやハチと同じように真社会性だったため、女王型エイリアンを倒すことで組織の崩壊につながり人類はなんとか勝利できました。

映画終盤、女王型エイリアンが破壊された宇宙船から這い出て、しかも巨大化してエリア51に攻撃を始めます。あまりにも突然の出来事で「俺は何を観せられているんだ…」と思いましたが、あと少しで映画が終わるので頑張って観続けました。

そして、全てが終わりエンディングが差し迫った直前でオークン博士が球体型エイリアンからワープ航法や恒星間航行の知識が得られたという話が飛び出してくるのです。

チープなスター・ウォーズを観ていたと思ったら、突然、怪獣映画が始まり、そして、最後の最後で、物語は収拾がつかないぐらいの広がりを見せますが、そんなことは別にして続編の製作は止まったままです。

仮に続編が製作されたならローランド・エメリッヒ版「スターシップ・トゥルーパーズ」のような映画が期待できたと思うと、そこはすごく残念です。

最後に

災害パニック(ディザスター)映画のセオリーとして観光地は破壊されることはお決まりですが、20年でロンドンやドバイは見事に復興し、そして、今回、完膚なきまでに破壊されました。

関西で阪神・淡路大震災の復興を見守ってきた僕としては、前作の侵略で人口が激減しているはずの人類が20年足らずで全世界が侵略を受ける前の状態まで復興できていることに「マジかぁ、人類、頑張ったなぁ」と映画の世界に入り込もうと努力をしているわけです。

だからこそ、「1996年の侵略から20年しか経過していないので防衛以外は復興を優先したし、言語学者は全員死亡していました」みたいな前振りというか、そういう「僕の宇宙では音が出ます」みたいな理由はちゃんと描いてほしいという思いもあるわけです。

とはいえ、前作の「インデペンデンス・デイ」は普段の1996年に突然現れた侵略者が見慣れたホワイトハウスやエンパイアステートビルを破壊するという絶望的な状況がありました。現実と地続きだったからこそ、そこに面白さを感じたのかもしれません。

しかし、本作は「2016年らしいけど、私たちにはよく分からない未来世界」という前提で話が進んでいました。

そして、人類の技術力を凌駕するエイリアンの襲来、何でもありの超技術、20年前の侵略で人種も宗教の壁も越えて1つになった人類、という「素材」が、視聴者に「まぁ何とかなるでしょ」という冷めた感覚を与えてしまったのかもしれません。

前回の侵略から20年が経過して、エイリアンの宇宙船や技術力を利用しながらやっと復興の兆しが見えてきたところで、さらに巨大な宇宙船が来襲したみたいな物語なら、また違う感覚だった気もします。

それでも、僕はローランド・エメリッヒ監督の深く考えずに、とりあえず根こそぎ系の破壊する映画が大好きです!

記事内に映画、漫画、ゲームなどのネタバレが含まれる可能性があります。

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2004年よりWebサイト制作に携わり、2010年から山口県山口市で、Webサイトの制作や更新を専門とする個人事業主として制作業務を行なっております。

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