Webサイトを制作する

2023年07月14日
2024年02月26日
Webサイトを制作する

個人サイトブームは遥か昔に過ぎ去り、多くの企業がWebサイトを持ち、自分の思いを自由に書き綴れるSNS、ブログなどのメディアプラットフォームが充実し、今更「Webサイト(ホームページ)を作りたい」と考える方も減っていると感じています。

それでも「Webサイトを制作したい!」と考える場合は、それぞれにメリット、デメリットはありますが、Webサイトを作る方法として主に

  • HTMLタグ、CSS、JavaScriptなどを利用して制作する
  • CMSを使用する
  • メディアプラットフォームを利用する

の3点が考えられます。

また「Webサイトを制作したい!」との思いだけでWebサイトを制作した場合、Webサイトが完成した時点で、やる気がなくなる場合があるため、長期的に更新し続けられるかなども踏まえて検討する必要があります。

HTMLタグ、CSS、JavaScriptなどを利用して制作する

Webサイトの各ページはHTMLタグが文章構造、CSSが装飾、JavaScriptがHTMLタグ、CSSでは表現、実現できない機能を担当することで表現されています。

ゼロから作り込まなくてもインターネット上に無数にあるデザインテンプレート、フロントエンドフレームワークなどを利用することで、ある程度の短時間でWebサイトを構築することができますが、デザインテンプレート、フロントエンドフレームワークの内容を理解して、思うように書き換えるには、HTMLタグ、CSSへの知識、理解が必要になります。

また、制作したWebサイトを公開するためにWebサーバが必要になりますが、Webサーバとの契約、独自ドメインを利用する場合はドメインの取得が必要になりますが、Webサーバは初期費用、利用料、ドメインは取得費用、更新費用などが必要になります。

Webサイトの制作を制作会社に依頼するのも1つですが、制作会社によっては法人以外からの依頼を受けていない場合があります。

CMSを使用する

CMS(コンテンツマネジメントシステム)と呼ばれるWebサイトの更新用システムを利用することで、HTMLタグ、CSSへの知識、理解がない状態でもWebサイトを構築することが可能です。様々なCMSがありますが、全世界のWebサイトの40%以上でWordPress(ワードプレス)と呼ばれるCMSが利用されているとされています。

また、WordPressを利用するにはWebサーバ、独自ドメインを利用する場合はドメインの取得が必要になります。

自分でWordPressをWebサーバにインストールするとなると、WordPress以外に、PHP、MySQLなどの知識、設定が必要になりますが、最近のWebサーバでは自動的にインストールできる機能が実装されている場合があり、不安な方はWebサーバが提供している機能の利用をお勧めします。

オリジナルのデザインにしたい場合は、「WordPressテーマ」を制作する知識が必要になりますが、「WordPressテーマ」をダウンロードすることで、比較的短時間でWebサイトを構築することができます。「WordPressテーマ」には無料、有料のものがありますが、「Lightning」など無料で高性能な「WordPressテーマ」を利用することができます。

また、CMSには、CMS本体、またはプラグインの脆弱性によるセキュリティリスクが常に存在し、悪意ある第三者から脆弱性を利用したCMSの乗っ取り、改ざん、破壊などを防ぐために定期的なアップデートが必要になります。

メディアプラットフォームを利用する

「HTMLタグ、CSS、JavaScriptなどを利用して制作する」「CMSを使用する」でもWebサーバとの契約が必要になりますが、ブログ作成サービス、noteなどのメディアプラットフォームを利用する方法があります。

基本的に、ブログ作成サービスやメディアプラットフォームはアカウントを作成した時点で利用することができ、多数のデザインテンプレートが用意されていることが多く、デザインの変更が可能です。また、サービスによってはアフィリエイトの利用も可能ですが、サービスごとに利用要件、規約などが異なるため、しっかり確認するようにしましょう。

最後に

情報発信だけならSNSでも問題がない時代ですが、各SNSは検索サイト側に情報収集されないように対策を行なっていたり、全文検索機能が微妙だったり、フォロワーが少ない場合、発信力に不安が残ります。

また、SNSがサービスを終了した場合、投稿内容は削除され、それまでに蓄積した情報(資産)が一気に消え去ることになります。

「情報発信はSNSだけで十分」ではなく、SNSは「リアルタイム性」に特化し、Webサイトやブログなどは「情報の蓄積」に特化していると考え、情報の発信には、様々な用途の媒体を利用することが大切です。

この記事を読んでいる人はこんな記事も読んで欲しい