周防大島町には片添ヶ浜オートキャンプ場、沖家室シーサイドキャンプ場がありますが、片添ヶ浜オートキャンプ場は特に景色が良いと聞いており、前々から行ってみたいと考えていましたが、コロナ禍が始まった2020年頃から始まった空前のキャンプブームによって、「常にキャンプサイトが埋まっている」状態が続いており、なかなか行けずにいました。

現在も、週末は「コテージ」「住箱(じゅうばこ)」の予約は取りにくい状態が続いていますが、キャンプブームが落ち着きつつあるのか、フリーサイトは予約が取れるようになり、今回やっと行くことができました。

大阪府から山口県に移住をして15年程度が経過しますが、山口県の中央やや西寄りにある山口市阿知須から周防大島町は100km以上離れており、僕としては「よし行くぞ!」との気合がいる距離感で、今回初めて周防大島町を訪れました。

山口県周防大島町は明治時代から大正時代にかけて、約4,000人の島民がハワイ州へ海外移民として移住した歴史があり、アメリカ合衆国ハワイ州にあるカウアイ島と姉妹提携をしている関係もあるのか、周防大島町は「瀬戸内のハワイ」とも呼ばれ、島内にはカラフルでおしゃれなカフェ、飲食店が何軒もあり、広島県、岡山県など山口県外からの観光客で賑わっていました。

キャンプサイトは海側に高台にあり、海が一望でき、素晴らしい景色が楽しめました。

真夏のキャンプなので当然ですが、とにかく暑くて、暑くて、テントを広げて汗を拭き、テントを立てて汗を拭き、少し休憩をして、ターフを立てて汗を拭き、持ってきていた飲み物も飲み干して…という毎度の感じでしたが、夕方になると、海からの風が気持ち良く、寝る頃には「少し寒いかも…」という感じでした。

夕食はローストビーフ丼でした

20時過ぎに急に花火が打ち上がり、「まさか、キャンプ場から花火大会が見えるの?」とワクワクしましたが、5分ほどで終わってしまい「あれはなんだったんだろう…」と疑問に感じていましたが、「マリッサリゾート サザンセト周防大島」が週末、お盆期間に打ち上げている花火を偶然見ることができたようです。

朝食はホットサンドでした

翌朝は、7時すぎに起き、朝ご飯を食べて、「さっさと撤去をして片添ヶ浜温泉で汗を流すぞ!」を目標に、汗だくになりながら、必死で片付け、管理棟に退去の手続きに行ったところ、片添ヶ浜温泉「遊湯ランド」は、通常10時から21時までの営業ですが、2024年8月時点で13時から21時までの営業になっていることを確認しておらず…

撤去作業で汗だくなのにさっぱりできず、絶望の中、キャンプ場の管理棟で相談したところ、撤去後でもキャンプ場で有料のシャワーを利用させてもらえることになり、大変助かりました。おかげで、さっぱりできました。

ちょっとだけ島内を観光

せっかく、周防大島町まで来たので、少しだけ島内を観光しようと、周防大島なぎさパークにある、「陸奥記念館」「なぎさ水族館」に立ち寄りました。

大日本帝国海軍の戦艦「陸奥」は、1943年6月8日に山口県岩国市の柱島付近で原因不明の爆発事故を起こし、沈没したものの、戦後、数年間の引き揚げ作業で回収された物品、遺品、艦体の一部などが所狭しと展示されていました。

「なぎさ水族館」は一般的な水族館と比べると非常に小さな水族館で、見上げるような大きな水槽もありませんが、近海で泳ぐ魚介類が、飼育員さんの楽しい解説とともに展示されている、可愛らしい水族館でした。

「陸奥記念館」「なぎさ水族館」は非常に小さい施設のため、じっくり見ても1、2時間もあれば隅々まで見ることができます。

最後に「道の駅サザンセトとうわ」に寄って、昼食にカレーを食べ、お土産を買って帰路につきました。

どこに行ってもカレーを食べている

本当に景色が素晴らしいキャンプ場でしたが、今回は暑すぎて何をするにも汗だくになったので、次回はもう少し涼しい時期にキャンプをしたいと思います(夏にキャンプに行くと毎回同じことを思っている…)。

最後に

周防大島町を構成する周防大島諸島は複数の島で構成されていますが、最大の島を「周防大島」と勘違いしている方がいますが、正式名称は「屋代島」で、屋代島から本州をつなぐ「大島大橋」は、連続トラスで構成された美しい形状をしています。

そして、周防大島町から100km以上離れた、山口県阿知須から秋穂に向かう山口県道25号(南部海岸道路)に、独特の形状をした「周防大橋」があります。

現在ではカーナビ、スマホの地図アプリを使う方が多く、「周防大橋」と「大島大橋」を間違える方はほぼいないようですが、過去に数回、道を歩いているときに「周防大島に行きたいのですが…」と声をかけられたことがあり、「え?」となったことがあります。

周防大島町に行かれる際は、くれぐれもご注意ください(何に?)。

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