先にお伝えしておくと、壮大なタイトルのブログですが、難しい話をする予定はなく、また大した内容でもありません。

まずお気づきとは思いますが、ブログのタイトルは古くから時の権力者の発言や政治の場面などでたびたび登場する有名な格言「大いなる力には大いなる責任が伴う(With great power comes great responsibility.)」が元ネタです。

複雑化する世界情勢や変容する人類の考え方、なんとなく生きづらさを感じるけど逃げ道がない閉塞感も感じる日々ですが、今回の「大いなる自由」とは、そういう難しい方の自由ではなく、僕が好んで遊ぶゲームの嗜好性の話です。

それでは、僕が考える「大いなる自由には大いなる責任が伴う(With great freedom comes great responsibility.)」にお付き合いください。

単純作業を繰り返すゲームが好き

子供の頃からテトリスや倉庫番、平安京エイリアンなどの黙々と単純作業の繰り返しで遊べるゲームを好んで遊んでいました。

ADHDとゲーム」でも触れましたが、僕はADHDの影響もあってか無意識に常に何かを考え続けてしまう癖があります。そこで、何も考えなくてよい状況を作り出すために、あえて単純作業に没頭することで対処してきました。

子供の頃に塗り絵が好きだったのは、心理検査を受けていなくても、そういう自分なりの特性を理解していたのかもしれません。

特にテトリスは、ブロックを隙間なく重ねていくことやブロックの置く場所を間違ってもそれに対処することでの達成感や、4段を一気に消す爽快感を味わうことができ、結果の即時性を好むADHDにとって最適のゲームでした。

現在は、マインクラフトのサバイバルモードであえてエンチャントが付与されていない石のツルハシを使って非効率な整地作業をすることが僕の精神に一時の安定をもたらしています。

ただ、掘り続けているといつの日か岩盤に到達してしまうという不安がありました。しかし、2021年12月1日に実施された「洞窟と崖(1.18)」によってY軸が「0」から「-64」に拡張されたことで当面は掘っても掘っても終わることがない安心感が生まれました。

本編よりもおまけの要素が好きだった

「テイルズオブ」「ドラゴンクエスト」「ファイナルファンタジー」シリーズで遊んだぐらいですが、なぞなぞや謎解きが好きな事もあって、RPGゲームも好きなゲームの1つです。ただ、本編よりもエンディング後に出現する隠しダンジョンにワクワクする傾向にありました。

SNSから逃げられない」でも触れましたが、これはもしかすると、本の内容以上に「まえがき」や「あとがき」に魅力を感じるのと本質的には同じかもしれません。

ADHDとマインクラフトの相性

一時期、サンドボックス系ゲームを好んで遊んでいた時期があり、マインクラフトやテラテック、アストロニアなどで遊びました。基本的にゲームはNintendo Switchでしか遊ばないため、どのゲームも拠点などを作り込むほど処理速度の問題がストレスになりますが、現在はマインクラフトで落ち着いています。

僕にとってのマインクラフトはゲームという部分と、脳を過集中から解放するために単純作業に没頭する道具という部分がありますが、ゲームとしてのマインクラフトは、ADHDの特性によって興味がすぐに移り変わる僕にとって難しく感じる部分があります。

安全をどうやって確保するか

マインクラフトには最初の夜をどうやって迎えるかという問題があります。初期リスポーン地点のバイオームなどによって対応が異なりますが、ゲーム開始と同時に何の道具も持っていない状態から、ベッドを作るための羊毛と木材を集める必要があります。

とりあえず、土の家を作り、夜は寝ないで過ごす事も可能ですが、3日以上寝ないで過ごすとファントムという上空から攻撃してくる敵モブ(モンスター)が出現しやすくなるため、安全に過ごすにはなるべく早くベッドを作るほうが安全です。

その上で、安全と食料を確保するために、畑を作り、野生動物を繁殖させ、家を建てる必要がありますが、この一連の流れがどうも苦手なようなのです。

マインクラフトの基本的な遊び方

マインクラフトのサバイバルモードではゲーム開始直後は何の素材も持っていません。また、夜になると敵モブが襲ってくるので、夜を安全に過ごすために拠点を作ることが重要になります。

そのため基本的なゲームの流れとして、

  1. 羊毛と木材を集めてベッドを作る
  2. 簡易な家を建てる
  3. 牛や豚、鶏などを狩り、食料を確保
  4. 牛や豚、鶏などの動物小屋を作る(繁殖)
  5. 種を集めて、小麦畑を作る
  6. 木炭を作り、松明を作る
  7. ブランチマイニングで鉱石を確保

がありますが、ほとんどの場合、これらの作業はほぼ同時並行で行う必要があります。

例えば、家を建てるために木材を集めている最中に、牛を見つけたとすると、僕の目的が「家を建てる」から「牛の捕獲」「牛肉の収集」に変わります。

ただ、動物を捕獲する場合は、リードが必要になりますが、行商人が連れているラマを倒してリードを手に入れるか、蜘蛛の糸とスライムボールを使ってリードを作る必要があります。

つまり、牛を見つけた瞬間に僕の目的が「家を建てる」から、「牛の捕獲」に変わり、「リードが必要」に変わり、「行商人を探しに行く」に変わります。でも、タイミング良く行商人が見つからない場合は、当初の目的を忘れて、草刈りを始めたりします。

目まぐるしく目的が変わる事で、当初の「家を建てる」という目的を見失いますが、ゲーム中はこれが数分おきに繰り返されます。

その結果、僕の拠点は家すら建たず、安全を確保するためにある程度整地された場所に柵で囲まれたベッドと小さい畑という、安全にゲームを続けるためにギリギリの状態で数ヶ月を過ごす事もしばしばです。

大いなる自由が大いなる迷子を生む

RPGゲームであれば、世界を救うために発生するイベントを1つ1つクリアしていけば、うまくラスボスに向けて誘導されていきますが、マインクラフトは何もかもが自由です。

その大いなる自由により、ゲームを続ける最低条件としてのベッドと食料だけ確保し、未完成のままの拠点で数分おきに目的を見失い続け、次第に飽き始めます。

そのため、状況の打破を目的に家を建てるのではなく、ADHDの特性である衝動性に駆り立てられるように革の素材を着込み、大量のパンと持てるだけの素材を持てるだけ持って、突然旅に出ます。そして、出発の際に拠点の座標をメモしておくこともありません。

また、移動中も座標をほとんど確認することなく、遠くに見える景色だけを頼りに、赴くままに走り続け、パンの残りが少なくなってきたら、簡素な家を建てて、小さな畑を作り、夕方になると1秒でも早く寝るためにベッドをタップし続ける生活が始まる、という状況が繰り返されています。

突然の状況の変化に対応できない

石の剣と皮の装備、盾を身に着けて、初期リスポーン地点近くにある洞窟探索に挑戦することがあります。松明で明るさを確保しながら、安全に探索をしていても、突然ゾンビに襲われることがあります。

一般的なゲームではステータスや所持アイテムが表示される画面(ポーズメニュー)に切り替えると、ゲームの進行が一時停止されるため、ゼルダの伝説などでは、突然ボコブリンに襲われたら一旦、ポーズメニューに切り替えることで、心を落ち着かせて対応方法を検討したり、戦う覚悟ができます。

しかし、マインクラフトではインベントリという所持アイテムが表示される画面に切り替えてもゲーム内の時間は止まらずに進み続けます。そのため、突然ゾンビに襲われるとパニックになりながら瞬時に対応する必要があります。

その結果、ゾンビを相手に立ち回り、崖から落下してなんとか一命を取り留めたとしても、安全が確保できていない場所から満身創痍の状態で手持ちのアイテムだけで、座標を覚えていない拠点に戻らなければいけません。

何をするにも自由なゲームのはずが、移動することも、戦うことも、精神統一のために拠点周辺を整地して、岩盤近くまで穴を掘り、地形を変えたことで、作業がしづらくなったとしても、全てプレイヤーの自己責任という現実を突きつけられます。

そして何より、マインクラフトの世界には、最初にプレイヤーが降り立つオーバーワールドと呼ばれる世界以外にネザーやジ・エンドという別世界があります。

マインクラフトにある別世界

ジ・エンドにはエンダードラゴンという一応のラスボスがおり、エンダードラゴンを倒すとエンドロールを見ることができます。

ただ、1度でもジ・エンドに足を踏み入れると、死亡するかエンダードラゴンを倒すまでオーバーワールドに戻ることはできません。そして何よりエンダードラゴンがラスボスである以上、しっかり準備を整えて挑戦しない限り、勝てそうにありません。

そもそも、エンダードラゴンは世界に厄災をもたらしているわけではなく、王様から世界を救ってくれと頼まれるわけでもありません。倒しても倒さなくてもプレイヤーの自由です。

そのため、僕は素材集めのために、オーバーワールドとネザーは行き来しますが、Wii Uからマインクラフトを始めて10年以上経過しても、サバイバルモード、クリエイティブモードのどちらでもジ・エンドには行ったことがありません。怖いからです…

最後に

自分なりの遊び方として、サンドボックス系ゲームは何をしても自由とはいえ、建築モードやクリエイティブモードは自由すぎるので、最低限の制約があるサバイバルモードで遊ぶことを基本としています。

しかし、サバイバルモードだと素材集めが必要になりますが、素材によっては強い敵との戦闘であったり、別世界への長旅であったり準備をする必要があります。準備をするには、何が必要か計画を立て、予定を組み、時間をかけて対応していく必要があります。

1つの目的に向かって取り組めない僕の遊び方では、エンダードラゴンと安全に戦うためにはダイヤモンドを集め、欲しいエンチャント本を集めるために経験値を集め、エンダーパールを集め…と考えると、僕なりに集中して取り組めたとしても半年かそれ以上の準備期間が必要になるはずです。つまり、僕は永遠にエンダードラゴンには挑めないのです。

世界観が大いなる自由のゲームでは、プレイヤーの大いなる責任が伴うという問題によって、常に僕を大いなる迷子たらしめるのです。

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2004年よりWebサイト制作に携わり、2010年から山口県山口市で、Webサイトの制作や更新を専門とする個人事業主として制作業務を行なっております。

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